2008年霜月のかめ
遠野のおばあちゃんの手作りかめ
秋の秋田へ行ってきた。そこで「秋田では知らぬ人がいないほどの有名人」ご夫妻とお会いした。かのご夫妻とは数年来の知り合いであるが、我が県においては「県内限定有名人」というものは存在しないので、そういう形態での「有名さ」に対して些か違和感を感じていた筆者は、秋田出身のヒトに会う度に「××さんって知ってる?」と訊いて回っていた。すると返ってきた答えは。
「××さんは秋田の希望の星です!!」
「××さんを知らない人は秋田にはいないんじゃないかな」
因みに筆者が質問した相手は職業も年齢もことごとくバラバラ。このように満遍なくどのヒトにも知られているというのは一体どのように活動した結果なのか、あるいは秋田県という県民性や土地柄によるものなのか、依然ナゾは残っているのだが、彼らが秋田県下での有名人であるというのは疑いようもない事実であるみたいだ。
このかめは、ご夫妻がシゴトで岩手県の遠野へ出向いた時に見つけてきてくれたものだという。ちっちゃな「かめのようなおばあちゃん」がしこしこ手作りしていたそうだ。ちっちゃなパーツを工夫して組み合わせてあるのが伺える。
かめグッズが我が家に増殖していくのは相変わらずの悩みのタネなのだが、このように行く先々でかめを見つけるたびにヒトビトが筆者を思い出してくれるのは嬉しくもある。