2011年水無月のかめ
岐阜のカフェの看板かめ
看板と言っても板とかで出来ているんじゃないよ。生きているホンモノのかめ
この春、筆者はほんの少しの間、岐阜でWEBコーダーとして働いていた。この職場と言うのが相当段取りの悪い会社で、月初めから開始だと聞いていたのに、準備が出来ていないからと言ってなんの断りもなく3日遅れでの開始となり、それどころか出社後も準備はまだまだ全くもって整っておらず、1週間ほどは殆ど何もせずに過ごすハメとなった。因みに筆者以外にも臨時雇いのヒトビトが5人もいて、即ちこの会社は6人分の給料をムダに1週間払い続けたのである。実は一週間どころではなく、この後にも延々とヒマ地獄に襲われ続けるのだが、ココで愚痴るのはこれ以上よしておこう。
2ヶ月通ったので定期を作ったのだけど、初めの遅れのせいで契約満了後にもまだ定期が有効だった。だから筆者はその定期を使ってギフへ遊びに行ってみることに。「金華山に登るのだ!」と以前ギフに住んでいた子に漏らしたら、その付近のカフェを幾つか教えてくれた。そのうちの一つが、この看板かめのいる所。
カフェは蔵を利用した、アジア風の料理を出す店。長良川のごく近くで、岐阜駅から徒歩1時間くらい。かめは建物の正面にある日当たりの良いサンルームにいて、カフェの客が勝手に入ってなぶってもいいようになっている。アフリカのどこぞに生息する種類で、ホドホドに大きい(体長90センチくらい)。うろこはトゲのよう。近寄ると、小動物とは思えないほどめっちゃ荒い息をしていた。
このかめを随分かわいらしくデフォルメしたイラストがカフェの至るところにちりばめられていた。トイレの手洗いにもかめの置物が。店主は余程カメ好きなのだろうか。
ちなみに、久し振りのオフにすっかり気の緩んだ筆者は昼近くまでウチでボンヤリしてしまい、出かけたのは昼過ぎ。金華山登山は諦め、カフェへいってまったりし、長良川沿いを散歩し、寂れたヤナガセ商店街を巡って野菜や八百津せんべいを買って帰ったのであった。