2013年睦月のかめ
景福宮の玄武
2012年年末に、極寒のソウルに赴いて、景福宮を見学した。過去にも何度か行っているのだけど、修復が進んでいて新しい建物が増えていた。
メインの建物「勤政殿」の裏側に、カメの石像、玄武が居た。玄武とは、中国神話の四神、青竜・白虎・朱雀・玄武のうちの一つで、それぞれ東西南北の方位を守護する。これは以前からずっと居たと思うのだけど、特に気に留めたことはなかった。たまたま手にしたこの施設のニホンゴのガイドブックに記述があったため、気付いた次第。
この日のソウルは本当に寒くて、宮廷内の池はガチガチに凍っていた。韓国によく行く知人によれば、この冬は韓国に於いて50年に一度の寒さなのだとか。漢江(ソウル市内を流れる大きな川)が凍るかもね~、と言っていた。
さて、見学も終わって外へ出る折、新しくなった光化門の近くに行ったら、なにやら打楽器を打ち鳴らしながら行進してくる朝鮮王朝時代の服装のヒトビトが。衛兵交代儀式の再現のようで、毎日定期的にやっているようなのだけど、それについてのアナウンスを聞いて吹いた。「本日は大変寒いため、最小限の人数で行なっている」とのこと。イヤ、毎日見ているヒトが来ているわけでもないのだから、わざわざ言わなくても良くないか???それとも、ホントはもっとスゴいんだよ!と見栄を張りたいのだろうか?